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ウルルを間近で堪能した僕らは、帰り道も歩き、ではなくヒッチハイクすることにしましたw

ええ、行きの苦悩と成功で完全にヒッチハイクの味をしめ、歩いて帰ることはもちろん、他の選択肢も考えられず、ヒッチハイクで帰ることにしました!

期待以上だったウルルを後にして

ウルルはやっぱり壮大でした!

近くに行って上を見上げると、見たこともない断崖絶壁で、恐怖すら覚えました。もしも上から何か降ってきたら、、、その反面、爽やかに澄み渡る青空に、危ないことなど一切おこらないであろう安心感を感じたりもしました。

灼熱の太陽、暑すぎる気温、音が反響しない静けさ、そびえる岩、広大な大地、見るもの全てが神秘的で、普段日本にいる時には感じることのない不思議な感覚に浸ることができました。

帰りにカルチュラルセンターに寄り道して

そんな気持ちのまま、帰り道がてらカルチュラルセンターを目指して歩きました。

配管そのままの蛇口からすごい勢いで水が出るところがあり、頭から被りました。少し赤茶の混じった温水(けっこう熱め)がはじめ出ていたのですが、しばらく出し続けるとちゃんと透明な冷たい水になりました。飲めるかなーと思ってちょっと口に含んでみました。鉄の味がしました。

歩きながら周りを見渡しても、来た時と一緒で僕ら以外誰も歩いていない。一応ここは散歩コースというか、トイレがあったり、休憩出来る小屋があります。

中は紙もあるし、綺麗です。

手洗い場に洗剤もある。中身はなかった気がするけど。

道は道路ではなく、あまり舗装されていない土の道。野生動物とか出て来そう。そんな道をとにかく進む。

水分補給はかなり大事だと思います、こまめに水を飲む。ホテルで見つけたクーラーボックス的なモノに水のボトルを入れてきたけど、魔法瓶ではないので、さすがに水が生暖かい…たまにお菓子も食べる。このアウトドア感が好きです。

だいぶウルルから遠ざかり、しばらく歩いていくと、目当てのカルチュラルセンターに到着しました。

ぱっと見レジャー施設というようにも見えないので、ここでいいのかと恐る恐る近寄って、中に入ってみる。スタッフが呼び込みとかしてたら分かりやすいんですがね。

中は小さなモールみたいになっていて、軽食を食べれるところや、コンビニみたいなところがあり、僕らは新しく水とポテチを買い、軽食コーナーで休むことにした。

冷たい水が最高に美味しく、塩気のあるポテチも美味しい。テレビモニターでウルルの映像やオーストラリアの映像が流れていて、今そこにいるんだと嬉しくなった。なんとなくお決まりのコインを並べた写真も撮った。(個人的に2AUDコインがすごく使いやすかった。)

僕とトモはこれからどーするかを話し合った。

今から歩いて帰ったら、ホテルに戻る頃には真っ暗だ。そして、朝出発だった行きに比べて、太陽が登りきっている今は、気温が恐ろしく高い。気温計を見ると、ほんとか嘘か、40度辺り。体力的にも限界があるよなぁ、、、と、歩いて帰るという選択肢は選びたくなかった。口では、

あちら系あちら系

俺は全然歩いても大丈夫だけどね。

とは言っていたけど、あんまり本気ではなかった。あくまで最終手段。楽しいことは楽しいんだけど、最初だけで途中は飽きる。そして、灼熱地獄が辛い。

なら、ここから送迎バスとか乗れるのか考えてみる。ここに寄るツアーとかもあるだろうから、乗れる可能性はある。

でもただ帰るだけで、60AUD取られるのもなんか損した気分。普通片道だけ歩くって人はなかなかいないだろうから、全て往復の値段になってる。といっても、こんな気温の中歩いて、熱中症で倒れたら大変だ。

結局どうしようか。う~ん…実は悩んでいるようで、2人の心はなんとなく決まっていた。一度成功してしまったからね。そう、ヒッチハイク!

ドキドキするし、快適だし、タダだし、良い思い出になる。ということで、帰りもやっぱりヒッチハイクすることになりました。

本日2回目のヒッチハイク!今度は復路w

まぁそうと決まったら、あまり遅くならないうちに歩き出す。ここから歩くように道は設計されていないだろうから、なんかどこを歩いて良いのかわからない。車のための道。

でも道は道路だけ。歩道なんてなくてもここを歩かないと帰れない。走ってる車も見つけなきゃ。

最悪車が捕まらなかった時、歩いて帰らなきゃいけないことも頭に入れて、ホテル方向に向かいながら車に気を使う。

なぜかヒッチハイクをしようと決めると、足が前に進まない。進んでも…という気になってしまう。でも進まなければ。なかなか車が通らない。指を立てる機会すら持たせてもらえないことに少し不安になる。

と、一台の車が!僕もトモもどちらからともなく2人でビシッと親指を立てる!僕らに気付きつつも、その車はスピードを緩めることなく、走り去る。やっと通った車だったのに。親指の角度がダメだったかもしれない。次はもっと反ってみよう…と、どーでもいいようなことを考えながら少し現実逃避。

しばらくして、また車が見えた!エイっと親指を立てる!あっ止まった。

とも ここまで行きたいんだけど。

そっちの方に行くからオッケーだよと言ってくれた!僕とトモは誰が見ても分かるような嬉しさを表情に出しながら、車の後部座席に乗った!僕らを乗せてくれた人は、修理とかする仕事なのか、工具がたくさん積まれていた。行きの車の人と同じく、男らしいRV車に乗っていた!

もしかしたらウルルでヒッチハイクする時は、男性1人のRV車が当たりかもしれない!確率は2分の1( ・∇・)僕らを乗せてくれた2人とも言っていたけど、道を歩いている人も、ヒッチハイクしてる人も、会ったことないってwだから逆に珍しくて止まっちゃったのかもしれないねwまたもし行く時があったら、またヒッチハイクしてみよーかなと思ってます。乗せてくれた人が僕らを見たときの感想が面白くて。

往復ヒッチハイクで無事帰宅

僕らはどのみちショッピングモールに行きたかったので、ちゃっかりそこで降ろしてもらいました。大きな声でthank you sooooo muchと言って、乗せくれた恩人と別れました!ほんとに僕らを乗せてくれた2人共、カッコよくて優しくて、僕もヒッチハイカー達を快く乗せてあげれるような、大きな人間になりたいと思いました。

帰りもヒッチハイクしたおかげで、予定よりもだいぶ早く着いて、明るいうちに買い物が出来てるのがすごい嬉しかったです。今日は朝早かったし、色々あったから、ちょっとゆっくりしたいなぁ。

Outbackから見えるウルルやカタジュタも悪くない

僕らの泊まっているホテルのOutLookから見えるウルルやカタジュタは、小さいけど、しっかりと見える。遠くから見ると周りに同じようなものがないのが分かって、その凄さをより感じたりします。

サンセット時間を調べて、少し仮眠しました。トモは爆睡してて起こすのも気が引けたので一人でサンセットを見に行きました。

余談だけど、ここら辺をGoogleMapで見たら面白かったw

ウルルを眺めていて、今日あそこに行ってきたんだって余韻に浸った。近くからも遠くからも両方見た方が、想いや感じることがそれぞれ相互作用して、より感動を与えてくれます。

まだ行ってないけど、滞在中にあそこにも行かなきゃ!風の谷のナウシカの舞台の一つに挙げられるカタジュタの風の谷。綺麗な夕日が見れました。今日はよく眠れそうです。今日という日に乾杯♪