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住んでいた世界が違っても
あーお腹減ったな~
なんかパスタでも作ろうかな…
パスタは安いし簡単に作れるので
困ったときはパスタが1番♪
ブオオオン…換気扇がすごい音です(´ε`;)
と、そこに現れたのは3人目の住人、コースケです。
コースケ「あっどーも」
おっなんか仕事が出来て真面目そうな感じだなぁ。
さだ「初めまして、さだです」
コースケ「コーヘイです、美味しそうなニオイしますね」
さだ「調味料の匂いがいいだけです 笑」
コースケ「今学生ですか?」
さだ「いや初めは行くつもりだったけど、こっちで出来た友達に聞いたら行かなくてもいっかなって」
コースケ「今おいくつですか?」
さだ「いくつに見えますか?」
コースケ「笑 ん~難しいですね、27歳?」
さだ「いい人(^O^)もう30オーバーっす」
コースケ「え~見えませんね!」
さだ「よく言われます 笑」
コースケ「日本では何されてたんですか?」
さだ「つい先日まではウィンタースポーツのインストラクターしてました。でも1番長い職種は水商売です。」
コースケ「水商売ってホストとかですか?」
さだ「ホストも少しやったことあるけど、僕はキャバクラとかクラブのマネージメントをしてました」
コースケ「面白そうですね。実は僕は広告を作ったりする仕事をしてて、知人がそーいった夜の世界のPR広告作ってましたよ!」
さだ「へーどっかで繋がってるかもね。夜の仕事に限らずだけどPRって大事だもんね」
コースケ「そうですね。大阪ではかなり、液晶ビジョンとかで夜のお店の紹介がされてましたね」
さだ「大阪は活気がありそうだもんね、最後に働いていた会社の本社が大阪なんだ。○○ってとこ知ってる?」
コースケ「なんか聞いたことあるような…」
さだ「やばい、繋がっちゃいそうだね 笑」
コースケ「世の中狭いですね 笑」
本当に世の中は狭い。
何かしらどこかで繋がってる可能性がある。
怖さもあるけど、それ以上におもしろい。
この前会ったみさきくんとその友達も
実は同じ高校の先輩後輩だったみたいだし 笑
ー12年前ー
さだ「皆もう少ししたら、別々の道を歩んでいくんだよね」
友達「どーした急に!?」
さだ「こうやって皆で会うことも少なくなるんだろうなって」
友達「それが大人になるってことなんじゃないか?」
さだ「それは分かってるけど、なんか寂しいなって…」
こんな会話をしてたのを思い出した。
あの時は別々の道を歩んだら
それぞれ違う職種で、話す内容も違ったり、興味があるものが違ったり
人生が交わることがないような気がしてた。
でも今はそう思わなくなった。
たとえ住んでいた世界が違っても
夢や目標が違っても
交わるところはあるんだなって思う。
こうやって日本を離れて海外に住んで
夜のマネージャーと広告デザイナーっていう
全く違う世界に身を置いた二人なのに
共通の話が出来たりする。
お互いがやってきたことに対して
尊重しあえるし興味を惹きあえる。
「そうだよね」ってうなづける瞬間がいくつもあった。
学生から社会人になるときにたくさん悩んだけど
社会人になってもたくさん悩んだけど
今までの友達と違う世界に足を踏み入れることが怖かったけど
それでも自分の道を歩んできて良かった。
少し大げさだよって言われそうだけど
本当にそう思う。
今はもうあの時ほど、違う道を歩くことが怖くない。
道はどこかで繋がっているから。
な~んて思っちゃったりしました。
ー現代ー
さだ「コースケみたいなデザイナーの仕事ってすごい興味があるんだよね。俺もムービー作るのが好きで、結局アレって個人のセンスの部分が大きいじゃない?アートを描くみたいな。そ〜いった部分では同じカテゴリーなのかなって」
コースケ「今度、アーティストが集まるパーティがあるんですけど行きますか?バリスタの世界選手権とか出場しちゃうような子とかいたりしますよ 笑」※バリスタ=コーヒーアーティスト
さだ「行きたい!行っていいの?」
コースケ「なんか職場の人が主催なんですが、別に誰連れてきてもいいっていうフランクな感じのパーティなので大丈夫ですよ(^O^)」
さだ「おー楽しみ~」
ということで、僕は後日そのパーティに参加しました。
その事についてはep4に書いていきます。
リアルテラハep4に続く
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