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プルルルルル…
トモのケータイが鳴った。どうやら今日の午後、決行らしい!
ようやく、待ち望んだスカイダイビングが出来る!!
※記事のラストに実際のスカイダイビングの動画があります。
空を飛ぶ前にもやることがある
スカイダイビングをやろうと思ったら、ただ飛ぶだけ!ではないです。その前に少しだけやるべきことがあります。
3度のキャンセルを乗り越えて
一生のうちに一度は経験したいと思っていたスカイダイビング。いつかいつかとは思っていたけど、まさか今日になるとは5日前までは夢にも思っていなかった。でもいつかじゃきっと、また何年もやらないまま憧れだけが募っていったかもしれない。
僕がスカイダイビングに興味を持ったのは、今から10年くらい前かなあ。人生一度きりって意識するようになってから。やりたいことに挑戦もしないで一生を終えちゃうのはなんか嫌だ。きっと自分がじーさんになった時に後悔する。だからやりたいことをノートに書き出してみた。その一つがスカイダイビング!
今まで一度もチャンスがなかったわけじゃなかった。
一年前くらい、僕は友達と3人でキューバに来ていました。(いずれその体験談も記事にしようとは思ってますが、未だに出来てないww)その時に、今回のようにノリでいきなりやろうよってことになりました。でも結局風が強かったり、機械が故障したりで2日連続キャンセルになりました。3日目は、時間ももったいないし、もうさすがにいいやってなって結局やれずじまい。
その時は、行き帰りの往復2時間に、準備する時間やヘリポートに着いて待機する時間とか合わせたら、3時間以上タイムロスになります。1度目はクラシックカーに乗れたことで満足していましたが、2度目はさすがに時間が勿体無いと思いました。
このオーストラリアでも、飛ぶ準備をしてキャンセルにあいました。服着替えてビデオメッセージも撮ったけど、風が強くて出来ないってなって。その次の日(今日)の夕方飛ぼうってことになってたけど、風の状況で少し早まった。
要するに何が言いたいのかというと、スカイダイビングをするなら、スケジュールに余裕を持っていなくちゃいけないということです。スケジュール詰め詰めの旅行だとスカイダイビングは難しいと思います。運が良ければ別ですが。やっぱり自然に影響されるスポーツなので、ある程度はこちらも理解しておかなければいけませんね。キャンセルでいちいち腹立ててもスタッフが悪いわけじゃないし、命に関わることですしね。僕も3度のキャンセルを乗り越えて、4度目の正直で、ようやく飛べました!
インストラクターは酔っ払い!?
スカイダイビングのスタッフが、バンでホテルまで迎えにきてくれます。僕らがインストラクターをお願いした所は”Sky Dive Uluru(Sky Dive Ayers Rock)”という会社です。インストラクター1人に、女性1人、ドライバー、の4名で来てくれました。
もう一人途中でインストラクターを拾っていくと言われ、途中で停車しました。車に乗って来た男は、僕のインストラクターのようです。昨日キャンセルになった時とのインストラクターとは違いました。

Hey!Morning.
なんか気だるそうに乗ってくる彼の名はJOYさん。なんだかとっても体調が悪そうだ。もしかして二日酔い?酒臭くはないけど、なんかそんな感じの雰囲気。昨日のリーダー的なガッチリしたガタイの人と比べると、、、

ふ、不安すぎる( ´Д`)
JOYも僕とかと比べたらもちろんいい身体つきなのだが、なんかフラフラしてる感じ…ん、チャラチャラ…?なんか、とりあえず、不安だ。

JOYは日本語が少し話せるよ。
それはありがたいけど、で、でもね。トモと顔を見合わせるwでも、女性スタッフはとっても信用出来そうな人で、この人が言うならと…
まっ、なるようになる!
やってはいけないこと
さて2度目の着替えなのでささっと済ませた。でも今回は、ちょっと本当はいけないことをしてしまった。僕は、左右の足首にそれぞれ一つずつ、ミサンガをしていました。一つは友達からもらったもの、もう一つは彼女からもらったもの。友達からもらったものをまず外しながらふと、もしも万が一…
・・・そう思ったら、このオース旅行の無事を願って彼女からもらったミサンガが、どうしても外せなかった。ここまで来て今更だけど、やっぱりまだスカイダイビングするのは怖い。何かにすがりたかったってのもあったのかもしれない。本当はアクセサリーつけてるのは安全上いけないんことなんだろうけど、こっそり外さずにつけておいた。どうか僕を守ってください。
合図の練習
空中での合図の練習をします。初めは腕をクロスして「バナナ」のように体をそって飛び出すんだけど、「肩を3回叩いた」ら手を広げる。そして着地の時に「アップ」と言われたら膝を上げて足を縮こまらせる。確かそんな感じ。

バナナ〜、ポンポンポン、アップ…
この3つのことを2〜3回練習しました。そして、言われてはないけど、待っている時間各自入念なストレッチ。空中で足が攣ったりしたら最悪だし。
命の同意書にサイン
こう言うと、怖いものに感じるかもしれないけど、命の危険がないわけではないスポーツの時は、命の危険を伴うスポーツであることを理解しています。的な同意書にサインする必要があり場合があります。当たり前といえば当たり前のことですが、ちょっとだけビビります。
あと、通常スカイダイビングなどの危険を伴う行為を行う場合は、海外保険は適用されないモノが多いです。でも、スカイダイビング用の保険を数千円でかけることが出来ます。その場で聞かれましたが、僕らは大丈夫だよねと、断りました。
日本のみんなへビデオメッセージ
一通り準備が終わると、日本のみんなへビデオメッセージを撮ってくれます。インストラクターによって流れは違うようですが、JOYは質問形式でやってくれました。

Where are you from??

I’m from JAPAN

Where are you now??

I’m in here

Please some message for Japanese friends!

家族のみんな見てるー?…
多分こんなやりとりしました。ちょっと興奮してて、自分でも何言ってるのかよく分からなかったです。
今からこの上飛ぶよ!って言われて、またさらに興奮してきました。JOYは気分を盛り上げるのが上手い!
腹を決める時
「さあ、それじゃあLet’s go!」
僕らを上空まで運んでくれるセスナまで歩いていきます。ここら辺もビデオ撮ってくれていて、トモといいねって話してた気がします。ここら辺は心臓のドキドキが止まらず、実際あまり覚えていません。とりあえず、笑ってます。どことなく歩き方不自然w
ド派手なセスナに乗り込みます。セスナには南米で一度乗ったし、ヘリもグランドキャニオンで乗ったことあったので、そこまで怖い気持ちはなく、むしろ楽しみでした!わーい!
なんかトモのインストラクターがダンス?してくれたのかな。気分を和らげるためかな。ありがとー♪( ´▽`)
これから行ってきまーす!もうこの時は、腹が決まっていました!!覚悟を決めました!!だから、ナチュラルハイ!
やったるでー!!!
ウルル上空をスカイダイビング
さあいよいよもう後戻りは出来ません。なんとなくハイテンションな僕らの中で、唯一パイロットだけが真剣な眼差し!
セスナの中のカラ元気!?
もうどんどん興奮のボルテージ上がっていくのが分かりました!この記事を書いている時でさえ、思い出してドキドキしてる。
イエーーーイ!!これから出発ー!!こうやってセスナ内でもずっとビデオ&フォトでカメラ回していてくれます。
つくづく思うけど、親友と一緒だったから恐怖心もあったけど、これだけノリノリでいけたんだと思う。
セスナが滑走路に入った!
もうね、カラ元気ですよ!ほんと、じっとしてられない。じっとしてたら恐怖で泣いちゃうかもしれない…でもね、トモの笑顔に救われていました。こいつの笑顔は最高です!!
これ、パラシュートかな。
あっという間に上空へ。広大な大地を上から見渡せる!考えてみれば、セスナでウルルの一帯を拝めることを考えたら、スカイダイビングの値段はうなづける!
ちょっと顔ひきつってるトモくん。
精一杯の笑顔でごまかした僕。
ヘーイ!もうすぐだぜー
この瞬間!これね、まじリアクションです!!まじでこの時が一番怖かった!だって体ほとんどセスナの外へ投げ出されるんですよ。後ろのJOYにぶら下がってる状態_:(´ཀ`」 ∠):
忘れたけど、高度3000フィートだったかな!?さいっこうに怖いっす!!!!!!
じゃんけん?で決めた順番!僕はチキンだからトモより先に飛んじゃいたかった。人のを見て後から飛べるほど、僕の心臓に毛は生えてない。トモに別れを告げる。いや、さよならじゃなくて、行ってくるぜと!!
そしてコレ!もういつでも飛び出せる状態!!
体が完全に宙ぶらりん。飛行石が欲しい。
JOYがカウントダウンしてくれる。3、2…
おーい!!早いじゃないかー飛び出すのーーーーーーーーー
バナーナーーーーーー
くるっと回りながら飛び出す!こんな顔してるけど、この落ちる感覚、爽快でした!!
怖さを紛らわすために、ずっと叫んでます!!
ここで地上が見えました!うわーお!飛んでるやないかーーーい!!
ポンポンポン!そーだ、そーだ!手を広げる!!もうね、ずっと興奮しっぱなし。
いえーい!カメラに向かってガッツポーズしろって暗黙のエスコートw
さあ、ここから極秘ミッションスタート!世界の中心で愛を叫びます。声は出ないけどね。強風で口うまく動かせないwww
I LOVE Family & Friends
I LOVE Fumi
Fumi(彼女) SADA
ダブルガッツポーズ(もうネタ尽きたので)でも実はここから裏ミッションに突入!!詳細は記事最後のムービーを見てくださいw
JOYさんもガッツポーズで乗ってくる!
手を取れとジェスチャーしてくるJOY!うまいなあ人を楽しませること♪( ´▽`)さすが!こんな写真、めちゃどこかで見たことある感じでしょw
ミニパラシュートが開き始める。だんだん減速します。
大きいパラシュートも開いていく。この感覚不思議なんですが、一気に減速すると、上に上昇する感覚になるんです。実際は落ちてるのに。
最初のミニパラシュートが開くまで、だいたい35秒くらいだったのですが、実際もっと倍以上長く感じました。
やっと落ち着いて、景色が眺められます。実際パラシュート開くまでは、カメラを見てた時間が長かったからwww次回はもっと景色を楽しみたいw
まだこの高さ!意外と早くパラシュート開くんだって思いました。
遠くを見るとすごい綺麗なんだけど、下を見ると足が中ぶらりんなので、ある意味パラシュート開く前より怖いですw怖い反面、優雅な気分にも浸れるので、なんか不思議な気分でした。
いよいよ着地ポイントが見えてきます!ものすごい安心感と、冷静に考えるとここから落ちてもまだ死ぬか大怪我するなという気持ちが入り混じっていました。
JPYの呼吸が荒くなります。きっと着地のタイミングが一番神経使うのだろう。僕は動かず喋らず大人しくしていました。
そして、JOYの「足あげて〜」って日本語に吹き出しそうになりながら、いよいよ着地です。
ミッションコンプリート!!人生で数回しか味わったことがないような達成感でした!!もう僕は何も怖いものなどないぞ!!って感じ!
終始楽しませてくれたJOYとハイタッチ!!酔っ払いだなんて疑ってごめんなさい。やっぱりインストラクターによってタイプが違うらしく、JOYはビデオの撮り方も僕らの気持ちの乗せ方も上手だった!
トモの方の人もベテランさんで、パラシュートの操縦を途中やらせてくれたらしい。羨ましい!けど、もうね、それがなくても、大満足でした。
後から降りてきたトモ達を見ながら握手。どう、爽やかな顔でしょ?w
スカイダイビング終えての感想
※最後に動画があります。
飛んでる時どんな気分かっていうと、落ちてる感覚全くなかったです。ただただ、強風を浴びてる感じで、流れる景色もほとんど動いてないんじゃないかってくらいゆっくりしてる。だから時間が実際よりも長く感じていました。高速道路とか乗ってて窓開けて風浴びたこととかないですか?(危険だからやっちゃダメだけど)それが縦になっただけで、そんな感じに近いかな。
一番怖かったのは、飛び出す瞬間の待機時間。体が完全にセスナから出てて宙ぶらりんだからもの凄い恐怖でした。でもそこで腹が完全に決まって最後のアドレナリンスイッチが入ります!
景色見てる余裕とかカメラに向かってなにかする時間は意外とありますが、景色は常にブレててよく見えないかもwゴーグルもしてて目引っ張られてるしwでも、パラシュート開いた後は、ゆっくり鑑賞出来ます!ここで時間止まってーって思いますよw
落ちてる時自体はジェットコースターよりも個人的には怖くないので、ジェットコースターの落ちる感覚が苦手な人でも大丈夫だと思います。僕の友達もそーいう人けっこういます。ほんと最初だけかな怖いのは。落ちた後は、あっという間に終わります。…もう終わったから言えることなんですけどね♪(´ε` )
でも、最高に最高なので、楽しいよ!とだけ言っておきます。次はピーカンの海が見える場所で飛びたい(´ε` )
僕に課せられたミッションは2つありました!
一つは、【世界の中心で愛を叫ぶ(伝える)こと】で、もう一つ彼女と約束した裏ミッションがありました。それは【飛んでる最中に白目になること】でした。それがちゃんと出来ているかぜひ動画で確認してみてくださいwちなみにスカイダイビングの動画は、予約時にオプションでつけて、あとでUSBでもらうことが出来ます。じゃあまたね♪