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こんにちは、さだです。

今回は、スキー初級クラスの小学生たちが魅せてくれる

『美』について書きたいと思います。

 

 

トレインて知ってますか??

 

直訳すると、「電車」ですね。

そう、電車のようにつながって一列で滑ることをトレインと呼びます。

 

 

初心者と初級者の違い

 

初心者は、全く初めての人のこと。

初級者は、少し慣れてきた人たちのこと。

 

意外と間違えてる人が多いです。

 

まあ、人によっても感覚が違うので、一概には言えませんが…

上記の分け方の場合が多いです。

 

 

9人の小人たち

 

9人のちびっこにトレインをしてもらって

ついてきてもらいました。

 

僕はみんなを見ながら滑りたいので

バックボーゲンで…

バックボーゲンとは、後ろ向きのハの字滑りですね。

ええ、そのままの意味です。

 

レッスンでトレインて何でするの?

 

ここが大事です。

一般的には、「ただ1列でついてこさせてるだけ」

なーんて思ってる人も多いのではないでしょうか??

 

僕もインストラクターをする前はそう思ってました。

でもね、こんな意味があるんです。

 

 

トレインに隠された3つの意味

 

これは人によって違いますが、

僕はこう考えます。

 

  1. 子供たちがルールを守ることを知る
  2. スピードの調節が上手くなる
  3. レベルが分かる

 

実は簡単に見えて、奥が深いんです。

せっかくなので順番に説明します。

 

 

子供たちがルールを守ることを知る

 

これはレッスンをする上でかなり重要です。

 

ルールを守れない=人の話を聞けない子です。

人の話を聞けない子は、同じことしか出来ません。

 

ルールを守れない=周りを気遣うことが出来ない子です。

周りを気遣うことのできない子は視野が狭いんです。

 

ルールを守れない=怪我をする可能性が高い

やってはいけないことを教えてもしちゃうから、怪我します。

 

上記の3つがルールを守る意味です。

この力の差が、かなりの技術の差につながります。

 

 

スピードの調節が上手くなる

 

「離れすぎず、くっつきすぎず」と

皆に声をかけてからスタートします。

 

体重や滑り方でスピードは変化します。

なので、ひとりひとりもちろん滑りやすいスピードは違います。

 

その中で、前の子との距離をどれだけ一定に保てるか

前の子に合わせることで自分自身の

スピードコントロール能力が上がります。

 

 

レベルが分かる

 

一定の間隔で滑ることが出来る子はうまい子です。

なぜかというと、スピードコントロールが出来るということです。

 

急に前の子が転んだ時に、

ぶつかることなく止まることの出来る子はうまい子です。

なぜかというと、安全か危険かの判断が出来るということです。

 

前の子が通ったラインをしっかり後追い出来る子はうまい子です。

なぜかというと、曲がるコツを知っているからです。

 

上記の3つがレベルを図るポイントです。

この点を総合的に見て、だいたいのレベルを見ています。

 

 

トレインはただの「ついてこい」じゃない

 

もうお分かりいただいたかと思いますが

ただ一列で滑っているだけ…

 

ではないんです。

大切な意味があるんです。

とまあ、エラソーに言ってみました。

 

そして、今まで言ってきたことがうまく出来てると

すっごい素敵な美しいトレインになります。

 

前から見てるとよ~く分かるんです。

トレインショーの特等席ですねヽ(´▽`)/

 

始めの頃より上手くなったちびっ子たちが

綺麗なトレインを見せてくれるのは

とっても嬉しいです。

 

人間的にも成長した証です。

とまたエラそーなこと言ってみました。

みんな~綺麗な一列の曲線をありがとう。