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台北から快速電車で約2時間(普通電車で約3時間)!駅弁をムシャムシャ食べながら、花蓮にやって来ましたよ。
今回ご紹介するデートスポットは、巷の旅行会社の台湾旅行パンフレットには載っていませんでした。地元台湾人が旅行客に強くオススメする観光スポットです。
僕自身、今回の台湾旅行で一番印象に残り、イメージしていた台湾を感じさせてくれた花蓮!その花蓮で見て感動した、「満月のムーンロード」と「開放的な夜市」を今回はシェアしていきたいと思います。
花蓮の良さを教えてくれたカフェオーナーのジルさん
花蓮て素敵なところだな!と思えたのは、ジルさんに出会えたからだと思います。
ジルさんは、本当にお洒落で素敵なカフェを経営されているオーナーさんです。旅のパートナーの友人でもあります。こちらの記事にも少しご紹介させていただきました。
カフェの内装の雰囲気も去ることながら、料理がとても美味しいです。しかもインスタ女子には堪らないかもしれない盛り付けのオシャレさ 笑 そして、気さくで笑顔が素敵なジルさんと柔らかい雰囲気の女性シェフ。
台湾旅行に、アジアンな匂いや雰囲気を求めている方には向かないかもしれませんが、がっつりアジアンフードの合間に胃を休める感じで、お店に足を運んでみるのもいいのではないでしょうか(*^_^*)
落ち着いていて、ゆったりとした時間が流れる店内で、旅のパートナーとジルさんも、出会った時の昔話に花が咲いているようでした。
そして、僕らのこの後考えている予定コースを話したら、
ジルさん「そんなの辞めときなよー!絶対面白くないよ。ただ原住民が踊ってるだけでしょ?高すぎ!」
えっ!そんな反応 笑
そう、僕らはこの後、原住民のダンスを見に行こうかと話していました。が、ジルさん思いっきり大否定(*_*)近くで聞いていたシェフも僕らのところに来て、渋い顔…そんなに行かない方がいいのか 苦笑
まあ、旅行客と現地在住の人では、気分も感覚も違っていたりしますしね。普段日本で同じようなことがあっても面白くもなんともないのに、海外旅行の時は面白かったりしますしね。日本に旅行に来ている外国人を見て、えっ!こんなもの写真撮るの?って思っているのと一緒の感覚か。
でも、そこまで完全否定されると、行かないでおこうかなという気持ちになってきます。まあ言われたことがイメージ出来るような気もするし。でもじゃあどこに行こう…
するとジルさんが、スマホで撮った写真を見せながら、
ジル「これ見にいきなよ!」
と教えてくれました。それが、ムーンロードと呼ばれる月の光が海面に移って、道が出来る現象のことでした。正直日本でも見られるものではあるけれど、海や湖の近くに住んでいないとそう簡単には見れない。第一、僕は今まで見たことがない。見た記憶がない。そして、なんと今日は満月!!!
これは行くしかない、絶対行きたいと思いました。満月のムーンロードだから、「フルムーンロード」だ!
さらにフルムーンロードが綺麗に見られるスポットの近くに、花蓮でも最大級の夜市があるようです。その名は、東大門夜市。
もう今日のコース決まったじゃん 笑
ありがとうジルさん!!!
開放的な夜市でボルテージが上がる
これ!これだよ!そう心の中で叫んだ!!
目の前には、通常の台湾夜市の、狭く歩きにくい道幅ではなく、人がお互いぶつかることなく、余裕を持って歩ける広い道幅。200メートル以上先も見渡せる広く真っ直ぐな道の両脇に、夜市の屋台がズラッと並んでいる。その光景は、圧巻です!
狭い中、人を塗って歩きながら、お気に入りのお店を発見するっていう、狭いながらの雰囲気の良さもあると思いますが、個人的には、この開放感ある壮大な空間がとても好きでした。デートスポットにも、家族の憩いの場としても、友達同士の観光スポットにしても、とてもいい場所だと思います。
様々なフルーツで作られたジュースのお店、日本とは一味違った具材の串焼き屋さん、魚介や野菜の天ぷら屋さん、臭豆腐屋さん、半裸のお兄ちゃんたちが立っているバー、アクセサリー屋さんや洋服屋さん、大道芸人や歌手など、様々なお店や人が立ち並んで、人通りも多く、賑わいも絶好調でした。
あー台湾に旅行に来ているんだなと心から感じました。台湾のイメージに合うアジアンな香りの夜市と、非日常で旅行気分に浸れる居心地の良い空間、その2つがいい具合に混ざり合い、最高のひと時を味わわせてくれました。
こんな気持ちの良い気分に浸れるから、僕は海外旅行が好きなんだと思います。この素敵な雰囲気の夜市の中でも、特に印象に残ったものを少しご紹介したいと思います。
40分待ちの人気串焼き屋台
スタッフがノロマなのか、串焼きするのに時間がかかりすぎるのか。いや、混んでるんです!
食べたいものをピックアップしてお会計を済ましてから、実際に串焼きを受け取るまでに、実に40分ほど待ちました!待っただけのことはある、美味しい串焼きでした。(僕が食べたのはベーコン巻きみたいなやつです)
このお店のシステムは、食べたい串を選び、お会計を済ませてその串をスタッフに渡し、番号の書かれたレシートを受け取ります。
お店の正面に、電光掲示板みたいな感じで番号が映し出されるので、その番号になったら焼きあがった串を取りに行きます。なので、あまりに待つようだったらグルっと夜市を一周するのもいいですね。
味見してと駆け寄ってくれた少年の天ぷら屋台
小さな子供がお皿の中に試食用の食べ物を入れて、近寄って来ます。かといって営業をかけてこないので、とても気持ちよく味見することが出来ました。
可愛い子供とけっこう美味しかったエビの素揚げみたいな食べ物に惹かれ、一度試食逃げしましたが、また後で戻って買いに来たよーって子供に日本語で話しかけました。
お互い何ていっているかは、僕もお店の子も分からなかったですが、嬉しそうな笑顔で迎えてくれました。その隣で素揚げしてた子供のお母さんらしき人は、ピクリとも笑わなかったですけどね 笑
ビールのつまみにめちゃ合うのでぜひお試しください!
誰でも自由にカラオケが楽しめる!?
夜市の端っこに、カラオケスタンドが置いてあり、一般の人達が歌いたい歌を入れて、大衆の面前で気持ちよくカラオケを披露出来るという場所がありました。お金がかかるかどうかは不明です。
外でのど自慢大会ばりに歌ったら、さぞかし気持ちがいいことだろう。そうは思って歌の本を見せてもらったのですが、あまり歌いたい曲がなかったので、少し考えた末に今回はやめておきました。
日本の曲もあることはあるのですが、かなり古い。全て歌えなかったら待ってる人や聞いてくれてる人に申し訳ないので、次回は「なごり雪」を完璧に歌い上げれる自信をつけてから挑みたいと思います。
僕らがその場所にいた時に、日本の曲を歌っていたおじさんは、とっても気持ちよさそうに美声を披露しておられました。
子供バンドがスゴすぎる!
おっ!なにやら人だかりが…と思ったら、小学生くらいの子供たちがバンドをしている。
ボーカルにドラマーにダンサー。大人たちの前で、それぞれが堂々と、自分の役割を果たしていました。
僕も歳をとったのか、ついつい子供が、一生懸命何かを頑張っている姿を見ると、応援したくなります。自分の子供はまだいないですが…
レベルが高いのか低いのかは素人の僕にはよく分からないですが、子供達は皆輝いていました。
演奏が終わって、前に置いてあった募金箱にいくらか入れました。
見た目以上に難しいアーチェリー
夜市は遊びも豊富にあります。今回僕はアーテェリーに挑戦しました。
目標物の風船をいくつ割ったかによって、景品がもらえるというシステムです!
やる前はやばい!全部割っちゃったら、お店の人に嫌な顔されるかな、とか思っていた僕がバカでした。いや〜思っていた以上に難しい。
本気で狙って1ツモ割ることが出来なかったです。一生懸命スタッフがやり方やポイントをレクチャーしてくれていたようですが、何しろ中国分かりませんからね( ´∀`)
アーチェリーの他にも、射的や輪投げなど、日本でも古くからお祭り等で親しまれてきた遊びがたくさんありますよ。
以上5つだけご紹介しましたが、全体の雰囲気をぜひ感じに行ってもらいたいと思います。近くに夜だけ開く、小さな遊園地があるのが目印です。入り口に大きな門もあるので、すぐに分かると思います。
フルムーンロードでロマンチックに
夜市を一通り楽しんだ後は、フルムーンロードを見に行きましょう!夜市でお酒とつまみを買って、満月を見ながら食すのも粋ですね。
フルムーンロードが見られる場所は、夜市から繋がっていますので、すぐに行き来することが出来ます。道に沿って歩けば問題ないですが、道以外の草むらには、布製の衣類にくっつく雑草が生えています。
なにも知らずにいきなりグサッと刺された感触を受けると、悪い虫に噛まれたんじゃないかとドキドキします。実際に僕のパートナーがそうでした。原因は雑草。途中スカートを脱ぐ羽目に。暗かったからいいけど、昼間はそんなこと出来ないですね。
対策はデニムジーンズとかチノパンがいいと思いますが、お洒落な人はそれ以外にも、布製のスカートを履きたいって願望があると思います。その時は出来るだけ道を通るか、スカートを手で少し上げることをオススメします。チクチクする雑草がつくと取るのが大変です。
さて、そんな困難も乗り越えて海が見やすい展望台につきました。
「うわー綺麗!」How beautiful!!!でしたほんと!
こうやってじっくり月を見る機会も、日々の生活に追われている時はあまりないです。
旅行だからこその気分の高揚も後押ししてくれて、夜市の明かりが見える環境もあいまって、本当に素敵な月夜を感じることが出来ました。人はまばらなので、ゆったり出来るし、早い者勝ちですが、ベンチもあります。
念のため、浮浪者や野犬には気をつけてください。
その後、少し夜市から離れて、大きめな公園に行きました。その公園の近くは、ランニングコースやサイクリングコースみたいになっていて、海を見ながら走れるので、朝夜問わず、散歩にはとてもいい場所だと思います。
今まで行った海外の中でもハワイやオーストラリアにもこんなコースがありました。でも一つ違うなと思ったのは、周りに大きなビルとか人工物があまりない、自然体の景色を拝めるということです。
実は台湾の夏は、南国と呼んでもおかしくないくらいの気温になります。南国に生えているようなヤシの木みたいなものもたくさん場所によっては生えています。
なのに南国というイメージが私たちに薄いのは、あまり南国リゾート開発がされておらず、その認識がないからですね。だからこその、人間の手によって開発された人工的な外観ではなく、自然が作り上げた穏やかな外観をのぞむことが出来ます。
特に仕切りとかもなく、海のほんの近くまで行くことができるので、転がっている大きな石に寝そべって、穏やかな波の音を聴きながら、月夜を楽しむのもとてもいい時間になります。特に満月の夜、花蓮に訪れたカップルには、ぜひ行って見てほしいスポットです!
ちなみに、満月ではなくともムーンロードは見ることが出来ます。※満月の前後数日間
まとめ(花蓮の夜のデートスポット)
今回お伝えしたムーンロードに関しては、満月の夜のことでしたが、満月でなくとも十分に楽しめるスポットになります。もしも花蓮に来たら、ぜひ今回ご紹介した3つのスポットに行かれてみてください。
どうしても原住民のダンスが気になるという方は、ぜひ行ってみてください。ボロクソに現地の方に言われたとしても、面白いかもしれないですしね。結局行ってみなければ分かりませんし、見る人によって感じ方はそれぞれですからね。
台湾は、LCCが飛んだり、フライト時間が短かかったり、日本で台湾人に接する機会が増えたりして、とても気軽に足を運べる国だと思います。小さな国でもあるので、全部回っても大した時間はかからないと思います。
ぜひ台北だけでなく、花蓮も旅行のコースの視野に入れて頂ければと思います。また台北とは違った魅力がいっぱいで、きっと楽しい台湾旅行の想い出となることと思います。