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こんにちは、さだです。
カナダで仕事探しをしていると
トライアルという言葉をよく耳にします。
お試し入店のことですね。
今回は僕が実際に行ったトライアルの内容を
皆さんとシェア出来たらなと思います。
そして、トライアルで採用される人とされない人についてのまとめも
この記事の最後に書きました。
是非最後までご覧頂ければと思います。
お時間ない方は”まとめ”だけでも読んで頂けると
トライアルとは結局なんなの?ということが
分かると思います。
実体験から紡ぎ出した真実
僕は全部で3つのお店でトライアルを経験しました。
- 中華料理屋さん
- 寿司&鉄板焼き屋(ジャパレス)
- 寿司&和食(ジャパレス)
中華料理屋さんのトライアルに関しては
こちらの記事をご覧下さい。
⇒中華料理屋さんでジョブインタビュー、そのまま体験入店!心の中で3つの『うっそー』
⇒ブラック企業!?ワーホリ生は気をつけて!トロントの恐るべき雇用の実態
今回は他の2件のジャパレスのトライアルについて
記事にしてみました。
寿司&鉄板焼き屋のトライアル
ここは面接の時点で即採用を頂けたので
基本的にトライアルは無かったのですが
他も面接&トライアルに行っていることを伝えて
名目上トライアルという形をとってくれました。
トライアルとはそもそもなんなのかというと
お店側と自分がお互いに様子を見て
入店か否かを最終的にお互いが判断する時間です。
ここのトライアルでしたことは
自分のセクションのメインの仕事です。
僕のセクションは鉄板をキレイにすること。
バスボーイと呼ばれています。
意外と力が要ります。
- その仕事をこなしながら、スタッフに挨拶
- そしてつまみ食いさせてもらって
- 気を使っていろんな人が声かけてくれて
- 営業終了後にビールを飲んで
- まかないを頂いて
- 今日会ったスタッフの仲間と飲みに行って
という感じでそこでのトライアルは終わりました。
途中、マネージャーにどお?って聞かれて”楽しいです”と答えました。
その時点でもう、お互い合意といった感じです。
寿司&和食(ジャパレス)のトライアル
ここも中華料理屋さんと一緒で
面接当日にトライアルという形になりました。
それにはちょっとした理由があって
面接を担当してくれた人が
次の日からバケーションに行ってしまうということでした。
僕は基本的に面接の時に面接官をよく見ます。
お店の代表として面接している人がどんな人なのかも
僕がお店を決める重要な要素だからです。
どんなに職種が良くても一緒に働く人とそりが合わないと
仕事はつまらないですからね。
ということで、トライアルいつにするかって話しているとき
僕はストレートに
「○○さんと一緒に仕事がしたいので、○○さんがいない日はトライアルしたくないです」
と伝えました。
これは正直な気持ちですし、言われた方も悪い気はしないですよね。
ということでトライアルがその日になりました。
ちなみにここのお店の面接官は
僕の20代の頃の”水商売”という経歴を
ものすごく買ってくれていました。
「この仕事をし続けた人を俺は尊敬するよ。これだけで採用」って。
敬遠されることもある水商売ですが
逆にプラスに捉えてくれる人もかなりいます。
少なくとも面接に行った全てのところで好印象でした。
プライベートで会う人たちにも面白がられたり。
だからというわけではないですが
例えアウトローでも普通の人と少し違った経歴を前面に押し出してみることも
僕はアリかなと思ってます。
短い時間の面接の中でどう印象を残すか、
それには面接官が食いついてくるような話をするのが一番効果的です。
自分に興味を持ってくれたら
だいたいの面接官はOKを出してくれますよきっと。
そして、トライアルに入っていきます。
僕のセクションは主にお皿洗い。
ウォッシュディッシャーと呼ばれています。
お皿を洗い、元の場所に戻す。
- 単調作業を繰り返しながら
- たまに玉ねぎを切ったり
- 掃除をしたり
- 面接をしてくれた人はたまに話しかけてくれたり
- 僕に仕事を教えてくれていた人は仕事以外の話はしなかったですね
あるスタッフさんに
「楽しくやって」って言われたけど
無理に楽しくしようとしても疲れるだけだしな~と思いながら
とりあえずスタッフさんの動きを観察しながら
このお店で働いた時のイメージをしていました。
- キッチンは全部日本語
- カナダディアンのお客さんと全く接点なし
- 半分封鎖された空間
- 単調な仕事
あれ?日本じゃないよな 笑
もし日本にいたら皿洗いをしたいわけじゃないよな。
ということで僕にはディッシュウォッシャーは無理でした。
危うく悟りを開きそうになった(・∀・)
そのことを面接してくれた人に伝えると
面接官「キッチンって最初はそうじゃない?」って言われました。
僕「それは分かってます。でも、11ヶ月という短い時間しかないので…」
面接官「じゃあ調理の方なら?」
僕「僕はやっぱり外で動いてるほうが性に合ってるみたいです」
面接官「お金は大丈夫?」
僕「少し余裕を作って持ってきてはいます。
ありがとうございます!バケーション楽しんできてください。」
本日分のチップを違うスタッフから受け取り(正確にはこの話の前に)
賄いを頂いて帰りました。
トライアルについてのまとめ
トライアルには2つの大事な目的があると思います。
- お店側が求める最低レベルのことをこなせるか人材なのかどうか?
- 自分が求める環境がある程度そこにあるのかどうか?
意外と1を意識しすぎて2を忘れている人が多いような気がします。
これからある程度の期間働いていくのであれば
2はとても大事だと思います。
分からないことだらけの中で大変だとは思いますが
お店&そこで働くスタッフを観察することも忘れずにしていきましょう。
入ってからやっぱり…ってならないように最善を尽くしたほうが
時間を無駄にしないで済みます。
ワーホリの僕らには1年という限られた時間しかないですからね。
そして僕がトライアルに関して感じたことは
”トライアル=採用”であるということ。
よっぽどヘマをしない限り
おそらくトライアルまでこぎつけた時点で採用なんだと思います。
それを裏付けるものがいくつかありました。
中華料理屋
「明日入れるの?」
お寿司&鉄板焼き屋(ジャパレス)
「もう決定でいいかな?」
お寿司&和食
「時給は△△からスタートです」
と、トライアルをした後3店舗とも
既に採用されているでしょ的な言葉をかけてきてくれました。
ほとんど話し合い的なものは
こちらから切り出さなければないに等しかったです。
僕の水商売時代は、採用する側でした。
その時のことを思い出してみると
面接の時点でほぼ採用が決まっています。
あとは本人に気持ちを固めてもらうために
体験入店という形をとっていたように思えます。
まあ採用するかどうか微妙なラインの時に、とりあえずってこともありますが…
なので、トライアル中は大きな失敗をしないことだけ注意して
あとはお店の雰囲気をしっかりと見ることに集中することをオススメします。
最後に1つだけ大事なことを言います。
僕の友達でトライアル後に連絡がなかったって子が
けっこういます。
これはあくまで僕の仮説ですが
それはトライアルで不採用になったわけではなくて
次の2つの理由のせいだと思います。
- 面接官が採用基準を理解していない
- トライアル後にマネージャーに連絡がいってない、もしくは適当に報告している
解説します。
1について
面接官が日本人以外だと
おそらくここらへんは曖昧になっています。
なので、とりあえずトライアルさせてみるというのがセオリーだから
という理由でトライアルを決定してしまう
2について
トライアル中にマネージャーや責任者がいない場合
他のスタッフが後で役職者に報告をするはずです。
この報告がちゃんとされていないんじゃないかと思います。
報告が全くなくトライアル自体が無かったことになっているか
もしくはけっこう微妙だったよ的な報告をされているんじゃないか
と思います。
理由は、マネージャー陣は人を増やしたいから求人しますよね。
でも一スタッフは教えるのが面倒くさいから
新しい人が入ってきて欲しくないと思ってるような気がするからです。
自分に責任がいくから…
聞いた話ですが、レジュメを配っても
上記の理由でマネージャーまで届かずに
ゴミ箱に捨てられたりすることもあるそうです。
大切なのは、面接&トライアル&その後の連絡は
しっかりとマネージャーや責任者とコンタクトをとることです。
一スタッフを鵜呑みにしちゃあいけないと僕は思います。
そこまでしっかりと受け入れ体制は整っていないです。
どーしても働きたいなら
連絡がなければ店に行くくらいのことも必要なのかなと思います。
それが僕が3つのトライアルの経験と
友達から聞いた話の中で感じたことです。
P.S
あと、トライアルでもお給料が発生するケースが多いです。
でもそれは、面接の時にはほとんど触れられません。
面接の最中は聞きにくいと思いますが
トライアルが終わったあと(特にそこで働かない場合)
出来るだけ信用の置ける人に確認して
お給料をもらいにいきましょう。
行きづらいという人も多いですし
その気持ちは僕も良く分かります。
でもこっちは何も悪いことはしていないんですから
働いた分胸を張ってお給料貰いに行きましょう!
それで好きな友達と美味しいものでも食べることをイメージして(^O^)
それでは長くなりましたが、今日はこの辺で。
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