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自分が汚れているなと感じたら、ジブリ映画を観たくなる、さだです!
今回は宮崎駿監督の傑作、「千と千尋の神隠し」のモデルになったという噂もある【九份】という場所に行ってまいりました。
実際、宮崎駿監督は千と千尋の神隠しのモデルではないと否定されていますが、確かに九份の景観は、千と千尋の神隠しに似ているものがありました。
真実がどうであれ、千と千尋の神隠しに紛れ込んだ世界観を感じることが出来るなら、それだけで十分魅力的だなと思いました。
九份は期待通り、建物が魅力的で、夜景もとても素晴らしいものでした。どこか古き良き時代の日本を感じさせる雰囲気を漂わせていました。
最も人気のある九份のスポット
台湾の旅行パンフレットを見ると、どの旅行会社も九份を大きく取り扱っていました。旅行パンフレットに写っている景観がとても見事で、ワクワク感を誘います。こんなところを甚平で歩けたら最高!なんて思っていました。
いざしかし、それらしき所を探して歩いても、なんか写真と違うような…
きっと、写真を撮る時だけ装飾して、少し加工したのだろう。そんな汚れた心になっていた。やばい!ジブリを観ないと。
最高のビューを拝めるカフェ
写真の場所に行かなくても、九份は十分綺麗ま街並みだし、少し高い場所に位置しているので、そこから見下ろせる夜景もすごく綺麗です!
なので、最高の夜景を拝みながらティータイムすることにしました。
お店選びの決め手は、テラスがあり、遮るものが何もなくワイドビューで夜景を拝めることでした。天井も高く、とても開放感のあるお茶屋さんで、出されたフルーツティーも、カフェオレもとても上品な感じで、疲れた体と汚れた心に染み渡りました。
↑ここ、オススメです!が、名前も場所もどう説明していいかよく分からないので、写真で探してみてください(汗)
さて、素敵な夜景と美味しい飲み物を頂いただけでは帰りませんよー!お会計時に、通じる通じないはとりあえず考えずに(通じなくても、中国語のスペシャリストが隣にいたので)英語で
「九份で最もポピュラーな場所はどこですか?」と聞いたらすぐにどこに行きたいのか分かってくれて教えてくれました( ´∀`)
わーい!やっぱりあったんだ!僕らが通ってきていない場所に!スタッフさんナイス!!!
たどり着いたお目当の場所
まさに神隠しのように、僕らに見つからないように隠れていたんだな。と、上手いことを言ってみたものの、実際そんなに難しい場所にあるわけではないので、多くの人はすんなりたどり着けると思います。
人が最も賑わっている通りの近くなので、多分雰囲気でなんとなく分かります。なのに僕らはカフェに行く前、とりあえず赤い提灯を目指して歩いたら全く人気のない、近くに柵があって入れないような場所にたどり着いたりしていました。
若干似ているような建物はあったので、きっと写真を加工したのだろうと、僕が汚れた心になっている時に、一緒にいた旅のパートナーは冷静で、看板に書かれている文字が違うと気づいてくれました。それがなければ、カフェに入って場所を聞くこともなかったかもしれません。よかった、後で後悔しなくて。ありがとう!
ということで話を戻しますが、カフェを出た後はほんの2、3分でお目当の場所にたどり着きました。その近くの通りも、少し感動する急坂になっているので、ぜひ実際に行ってみて確かめてみてください。
迷った後に発見した嬉しさもプラスされて、自分で言うのもなんですが、いい笑顔の写真が撮れました( ´∀`)
また撮影をお願いした男性が、撮るのが上手かった!僕らが撮ってもらった写真を見て、うわー上手い!すごい!綺麗!完璧!などと言っていたので、近くにいた日本人旅行客もその彼に、バリバリの日本語で写真撮影をお願いしていました。その彼は多分韓国人です 笑 なんか彼女さんか奥さんと来てた感じだったのに、2回もミーハーな日本人旅行客の撮影してもらってすいません。
九份で買ったお土産
台湾に来てからちょこちょこ日本へのお土産を探していました。正直あまりいいお土産だと思えるものに巡り会えていなかったのですが、通りを歩いていたらおばちゃんが、食べてって美味しいよと日本語で話しかけてくれて、何かを試食させてくれました。
一緒にいた旅のパートナーは台湾に住んでいたので、その食べ物を知っていました。ずっと食べたいと言っていた甘いジャーキーでした!その他、豚肉の海苔巻きせんべい?みたいなものも試食させてくれて、美味しかったし日本にないなと思ったので、お土産を買うことにしました。
5箱買ったら1個おまけという、とっても気前のいいおばちゃんでした。当然5個買いました。後日、両親にそのお土産を渡し、けっこう好評でした。
旅の醍醐味【出会い】
今回も素敵な旅の出会いがありました。行きのバスから一緒だった日本人カップル…友達かな…
バスを降りた場所で既に高地なので、素敵な景色とともに旅のパートナー一緒に写真撮影をしました。その時に写真撮影をお願いしたのが初めの出会い。
その後、九份では会うことはなかったですが、なんとまた帰りのバスを待っている時に再会!今度は少しお互いの旅行話などをして、余談ですが男の方がとても日焼けされていて、僕も色黒なので父親のような親近感を感じました。が、別々のバスに乗るので、そこでお別れ。
と思いきや、また台北行きの電車のホームで3度目の再会!一人旅中のお仲間が増えていました 笑 旅のパートナーが、どうしても食べたいと買っていた屋台の唐揚げを半分おすそ分けしました。
そしてもうこれは何かの縁だと思い、記念撮影とラインの連絡先を交換しました。お三方とも良い旅をされているようでした。
こーいう自然な出会いがあるのが、海外旅行の醍醐味ですね。このブログを見られている方には必要のない言葉かもしれませんが、旅行や旅に出かけたら、誰にでも積極的に話しかけると、より旅行や旅が楽しくなります!
今回の台湾旅行でも、それを感じることが出来て良かったです!
台北から九份への「行き方」と「帰り方」
まずは行き方から見て行きましょう。台北駅から最速82分で九份まで行くコースと、少し安値の98分で九份まで行くコース(どちらも時期や移動する時間帯などによって、待ち時間などで若干かかる時間が変わると思われます)をお教えします。ちょっとざっくりとしたものになるかもですが、ごめんなさい。
次に帰り方です。九份からタクシーを使うという手もありますが、かなりぼったくり値段の可能性もあるので(と言っても物価は安いですが)今回は僕らが利用したバスと電車のコースの帰り方をお伝えします。
【台北→九份(82分コース)】
1、台北駅に行きます。(ホテルや台湾の各ポイントに置かれているwifiスポットを使ってGoogle mapなどで予め現在地からの行き方を調べておきましょう)
↓
2、Rui Fang(瑞芳)行きのシャトル電車に乗ります。
↓1駅(6分)
3、Songshan(松山)駅で降りて、西口から出ます。
↓260m(1分)
4、駅を背にして、260メートルほど松山路を歩き、バス停に行きます。(駅を降りて地図看板があり、場合によっては暇な(親切な)おじいちゃん達が、バス停はこっちだと教えてくれます 笑)
↓
5、九份に行けるバスに乗ります。(バスが止まるので、運転手さんに「九份?」とか言って思いを伝えれば、何かしらサインを出してくれます!)
↓16駅(52分)
6、Jiufen Old Streetでバスを降ります。(人気スポットなので、時期次第ですが日本人が同じバスに乗っている可能性が高いので分かりそうな人に確認しておくのも手です。もしくは前の方の席に座って運転手さんに定期的に「九份?」って確認する)
↓450m(7分)
7、450メートルほど坂道を登って行くと、九份です!
【台北→九份(98分コース)】
1、台北駅に行きます。(ホテルや台湾の各ポイントに置かれているwifiスポットを使ってGoogle mapなどで予め現在地からの行き方を調べておきましょう)
↓
2、Rui Fang(瑞芳)行きのLimited Express(特急電車)に乗ります。(普通電車でもいけますが、そんなに料金は変わらず、シートが日本の新幹線みたいでしかも到着時間が2分の1くらいなので、特急電車をオススメします)
↓4駅(43分)
3、Ruifang(瑞芳)駅で降りて、Qian Zhanから出ます。
↓300m(4分)
4、300メートルほど歩き、区民広場に行きます。
↓
5、九份に行けるバスに乗ります。(バスが止まるので、運転手さんに「九份?」とか言って思いを伝えれば、何かしらサインを出してくれます!)
↓10駅(22分)
6、Jiufen Old Streetでバスを降ります。(人気スポットなので、時期次第ですが日本人が同じバスに乗っている可能性が高いので分かりそうな人に確認しておくのも手です。もしくは前の方の席に座って運転手さんに定期的に「九份?」って確認する)
↓350m(6分)
7、350メートルほど坂道を登って行くと、九份です!
【九份→台北】
1、千と千尋のモデル?となったかもしれないポイントから、下にずっと道なりに下っていくと、少し大きな道路に出ます。
↓
2、少し大きな道路の左前方の、バス停に行きます。(ちなみにタクシーもたくさんそこら辺で待ち構えています)
↓
3、台北駅行きのバスに乗ります。(バスが止まるので、運転手さんに「台北?」とか言って思いを伝えれば、何かしらサインを出してくれます!)
※ここで注意点ですが(僕らは台北駅まで乗せていってもらえませんでした)バスに乗っている人が多くて、立ち乗りという形になると、台北駅まで乗せていってくれません。僕らの場合、Rui Fang(瑞芳駅)で立ち乗り客は全員下ろされました。
まあここまで行ければ、台北駅まで1本で行けるので、台北駅に行く電車に乗ればokです!もし電車までの待ち時間があるようでしたら、駅を背にして少しまっすぐ歩くと屋台があるので、そこの唐揚げを食べてみてください。安いし美味しいですよ!
まとめ(九份はマスト!)
行く前に旅行のパンフレットを見たせいか、僕の中の台湾のイメージは、「九份」でした。もしも初めて台湾旅行に行くのなら、旅行会社のスタッフばりに「九份には必ず足を運んでください!!!」とオススメしたいと思います。
観光、お土産、食、夜景、文化、あらゆる台湾の良さがここにはある!そう思いました。九份で出会った日本人男性の方も、昭和の日本に似ていて、気持ちが高まるんだよね!なんて話されていました。
古き良き時代の趣を感じさせてくれる台湾の名所、九份にぜひ足を運んでみていただけたら、なんか僕も嬉しいです。