この記事の読了目安は約 7 分です。

こんにちは、さだです。

今日も真面目なくまモンの話をします。

 

 

真面目すぎてレッスンがつまらない?

 

 

眠くならない授業がいい

 

真面目なくまモンは、ギャグを飛ばしません。

せっかく見た目が芸人風なのに…

 

生真面目にレッスンしていても滑る楽しさが半減しちゃいます。

それと、面白みのないレッスンは記憶に残りません。

 

イメージしてみてください。

学校の授業でもおもしろい先生と眠くなる先生がいませんでしたか?

 

大事なポイントを抑えながら

常にオチのある話を用意してくれる先生の授業は面白いです。

 

逆にめちゃめちゃ頭が良くて物知りなんだけど

堅っ苦しくて教科書を音読されてる感じだと眠くなります。

 

生徒さんが机でレッスンを聞いていても

眠くならない授業が理想ですね。

 

大事なことほど強くイメージさせてあげる工夫をするんです。

例え話を使ったり、実例を面白く話してみたり

上手く滑れてない人の滑り方を大げさにやってみたり

 

教科書読んで、さあやってください!じゃあないんだから

人にしか出来ない利点を生かして

ユーモアを利かして、体でも表現して、

ずっと見張るんじゃなく

レッスンの中でも瞬間的に自由っぽい時間を作ってあげる。

 

あと、こうしたら上手くいったなーっていう

実例をリアルに実感することが大事だと思います。

そして、その実例をすぐに使う!!

 

僕の考え方は今でこそこんな感じですが

周りのベテランさん達にいろいろ教えてもらったり

目で見て真似したり、やり方を盗んでこうなったんです。

 

最初は散々で悔しい思いをしましたから。

僕に教えられるより

他の出来るインストラクターに教えられた方が

いいんじゃないかって思っていました。

 

 

でも、そんな草食系なこと言ってたら

生徒さん達が可愛そうだし、自分も悔しい。

 

だから、絶対自分が持った班は

修学旅行が終わった時に

スキーが出来てホントに良かったって

1人も欠けることなく思ってもらおうと心に決めて

レッスンしています。

 

 

段取りの読み違いは命取り

 

何度か修学旅行生を受け持っていると

だいたいの段取りが出来てきます。

 

最初はこれを教える、

初リフトではここから滑る、

2日目のゴールは曲がれるようにする、

3日目はたくさんいろんなコース滑る。

 

ベテランさんになればなるほど

やっぱりこの段取りがうまいです。

 

しかし、くまモンは初めて。

 

話を聞いてみると、

「明日は○○リフトだけ乗って、○本滑れればいいかな」

 

間違いじゃないんだけど、足りない。

段取りが上手い人って、まあ人にもよるけど

本来の目的を忘れずにゴール設定して

その為の方法を決めていくんです。

 

本来の目的って?

 

そりゃあ生徒さんが上手に滑れるようになって

楽しい思い出にしてあげること。

 

その為に、例えば

今日はボーゲンで真っ直ぐ転ばずに滑ってくるだとか

今日はしっかり曲がれるようになるだとか

今日はたくさん滑らしてあげようだとか

目標が決まってきます。

 

その後に、斜面を設定して(どのリフトに乗るか)

だいたい何本くらい乗れるかとか考えます。

 

くまモンは初日のリフトでレッスン時間オーバーしちゃったから

時間にビビってる…

遅れたらバッシングの嵐だから…

 

 

だから保険を掛けるかのように

最悪歩いて帰れるゲレンデのリフトにしか乗らない感じに見える。

 

時間を守るのは大切です。

その中で滑れるようにするのが僕らの仕事ですからね。

といいつつ僕もよく遅れます(´ε`;)

 

ただ、時間を守るというのはインストラクターの話。

レッスン中の生徒さんたちには関係ないことです。

 

イントラの都合で、滑れるコースを少なくして

滑るスピードも滑り方も

ガチガチに決められちゃうのはどうかなと

僕は思います。

 

くまモンは真面目だから

時間に次は絶対送れないぞって思ったのだろう。

 

でもなくまモン、そればっか気にしすぎると

つまらんレッスンになっちまうぞ。

 

 

くまモン、がんばれ!

 

 

とまあ、くまモンをネタに記事を書かせてもらったわけですが

こいつはいいやつなんです。

いいやつすぎて損をしてるタイプです。

 

でもそんなやつがしっかり技術や経験を積んでいくと

素敵なインストラクターになるんだろうなと

なんとなく思います。

 

くまモン頑張れ!!!!!

 

親父さんに教えてもらえ親父インストラクター愛のレッスン