この記事の読了目安は約 6 分です。
こんにちは、さだです。
さあ、そろそろボードにも慣れてきて、斜面を滑りたくなっている頃だと思います。
後はこのやり方さえマスターすれば、リフトに乗って上から下りてくることができます。それでは、今日は『サイドスリップ』という滑り方をお伝えします。
サイドスリップ(片足)
まずは、下記参考動画をご覧下さい。
ポイントは、胸を正面に向けて、手を開いてバランスをとることです。既に何回も親父インストラクターが口うるさく言っている『姿勢』がすごく大事です。
そしてもう一つ。体の力を抜くというのも大事です。最初は怖さからどうしても力が入って、筋肉がキュッと固まってしまいます。それだと出来るものも出来ないので、出来るだけ力を抜き、リラックスしてボードに身をあずけましょう。どーしても力が抜けないという人は、逆の発想ではじめわざと力を入れて、徐々に力を抜いていく方法を試してみてください。これで感覚がつかめたという人も結構多いです。
止まる時は落ち着いて、足を外してお尻を出して、ボードを斜めにして、止まります。
始めはリフトに乗らず、前回お伝えした斜面の上り方を使って、ゲレンデの下の方で練習してみてください。ある程度、うまく出来るようになったら、リフトに乗って上から滑ってみましょう。リフトの乗り降りの仕方は次回お伝えします。今日はこの後、リフトで上にあがったと仮定して、動画をご覧下さい。
坂が急になっただけで、やることはゲレンデの下でやっていたこととな~んにも変わりません。
サイドスリップ(両足)
続いて、両足をくっつけた状態でのサイドスリップをご覧下さい。
ポイントは滑ることより、その状態で立つところですね。滑るのは、片足の時よりおそらく楽に出来ると思います。両足が固定されていたほうがボードを扱いやすいので。
問題は立つことです。意外と立てない人が多いんです。お尻をボードに近づけて、一気に立ち上がりましょう。お尻をつかずに止まる事も、始めは難しいかもしれないですが、力の入れ具合がやっているうちにだんだん分かってくるはずです。上達が早いのは、やはりたくさんトライする人です。がんばりましょう。
立てない人は、次の2つの動画を参考にしてみてください。
サイドスリップ(後ろ向きver)
さあ、次は難易度が高いサイドスリップです。でも動画を見ながらやれば、大丈夫!きっと出来るようになります。ここらへんから、今までの復讐や覚えたことの組み合わせが入ってきます。
ポイントは、おへそを前に出して腰を折らないことです。まっすぐボードの上に立つことが出来れば、すぐに出来ます。かかとを上げたり下げたりして、滑る勢いを調節します。
更に次の動画でスムーズなサイドスリップ(後ろ向きver)のコツをお教えしちゃいます。
ポイントは、やはり姿勢ですね。ボードの上に出来るだけまっすぐ立ちます。
頭では理解していても、体がコツをつかむにはタイムラグがあったりします。上手くいかなくても気持ちを強く持って何度もチャレンジしましょう。上手く出来た時の充実感は、たまらないですよ。この感覚は、諦めずに努力した人だけのご褒美ですから。
『サイドスリップ』のまとめ
最も大事なのは、常に姿勢です。そして、体の力を抜いて、身を任せる。うまくいかないときは、あれこれ考えずに、1つのことだけ意識すればいいと思います。ここら辺は、理屈よりも練習量です。
前向きサイドスリップだけでも出来れば、とにかく降りてはこれます。順序良く練習していくのも大事ですが、短い冬の期間にスノボを楽しむのはもっと大事です。特に遠くの方から新幹線や高速道路を使って来てる人達にとっては、そう何度も1シーズンにスキー場には来れないですからね。なので、前向きサイドスリップだけでも、ガンガンリフトに乗っちゃってください。下で練習するのは、上る時間や体力が余計にかかるので、実は効率が悪いんです。最低限の練習は必要ですが、それ以上はリフトに乗ってからやればいいんです。
最低限の練習とは、歩き方とスケーティング、前向きサイドスリップと転んで止まる方法の4つです。これだけ出来れば、大丈夫です。
さあ、次回はいよいよリフトに乗り降りの仕方をお伝えします。
動画はこちらでも全て見れます⇒親父インストラクターの初心者メソッド