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こんにちは、ふとした最期を迎える時も「我が生涯に一片の悔いなし」と言って幕を閉じたいさだです。by ラオウ

さてさて、腹ごしらえも済みました!ドンドン行きましょう。にしてもかなり快適な車の旅。クーラーはつけてくれないけど、窓開ければ涼しいし、幸い助手席なので、めちゃ開けやすい。後ろのお客さんを気にしながら、風を調節♪( ´▽`)

 

ひぃぃぃぃぃ、下を見て

イドロエレクトロニカ

僕らを乗せたコレクティーボ(乗り合いバス)は山道を一定のペースで進んでいきました。車の道を登っていく角度に合わせた目線をふと、下に下げてみた。わーお、なんて高さだ…いつの間にかこんなに上がってたなんて( ;´Д`)もしタイヤがスリップして落ちたら、ひとたまりもないだろうな…と考えるとゾワゾワした。

幸い僕らを乗せたドライバーは、たぶん運転がうまい。ともも、

とも「このドライバーは信用出来る。運転の仕方が俺と似てるから、ストレスがない」

さだ「遠回しに自分が上手いって言ってるね」

とも「そうそう 笑」

でもその感覚分かる。安心出来る運転。だけど、やっぱり最悪のケースは頭をよぎる…

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女の子の様子がおかしい…車を止めてと訴える

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僕らの後ろがざわざわしだした。家族で来てた地元人ぽい小さい女の子が吐いてしまったらしい。小さい体には辛いよね。ドライバーはすぐさま車を止めた。一緒の車に乗っていたみんなも心配そう。僕とともも何か出来ないかと、高山病の薬をあげようとしたが、薬はもう飲んだらしいので、レモン味のキャンディーをあげた。嬉しそうにしてくれた女の子の姿に、少し安心する。

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そして視界を遮る霧と雨

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しばらくして僕らを乗せた車はまた走り出した。登ってる山の山頂付近に差し掛かる。すでに標高はかなり高い。でも僕とともは高山病なんて微塵も感じず、いたって元気だった。

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うわっ!地面が濡れてる。ドライバーがワイパーを動かし始めた。いや〜急がなくていいから、ゆっくり安全に頼むよ〜。霧も出てきたし、視界が悪い。雲の中なのかな。まぁドライバーを信じるしかない。

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崖に挑む勇者に贈られた、今までの人生の中で一番美味しいパイナポー

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おいおいおい、デスロードってさっきの道じゃあなかったのか…小さな集落みたいな場所を超え、車はどんどん森の中に入っていく。道は道路から土に変わり、辺りは完全に森になった。

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あっ、また小屋がある。ドライバーが車を止めた。窓から何か言ってる。少しすると、小さな女の子がビニール袋に入ったパイナップルを持ってきた。お前が食いたいから止めたんかい(本日2回目)笑

なんか身が大きくて、色も濃くて美味しそう♪( ´▽`)乗客達も頼み出した。 こりゃ〜僕らも食べるしかないっしょ、ということで一つ2ソルのパイナップルを2つ購入した。

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一口食べると、ん〜〜これは、、、素晴らしく甘い!柔らかくて、おいしい〜!日差しを浴びて熱くなった体に染み渡るみずみずしさ( ̄▽ ̄)うまい!!人生で初めてくらいな勢いで最高にうまかった!また小さな女の子から貰うから余計に。まるで、これから戦場に出かける、死を覚悟した勇者たちを激励するかのように女の子が歩き回って、とびっきりのパイナップルを振る舞った。大繁盛だね!今日はいつもよりおいしいご飯食べてね!観光客が買うことを見越して、ここで車を止めたなら、、ドライバーもなかなかやるじゃねーか( ̄▽ ̄)おじちゃんはこのフルーツ屋さんのヒーローだな。

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我が生涯に一片の悔いなし

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さて、口が潤ったところで、再出発!少し走ると、右は岩の壁、左は木や草があるけど数メートル先は崖。これはまぢで怖い。スリップしたら、真っ逆さま。まだ右側通行なことが心の救い。崖から落ちるよりも壁にぶつかる可能性の方が高い。

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何度かギリギリの細い道で対向車とすれ違った。意外とスピード落とさず行くのね(⌒-⌒; )

そりゃあね、一応覚悟を決めましたよ。万が一崖に転落していったら、わーわー騒がず、今までお世話になった皆様にありがとうと言おうと決めておきましたよ。そして、北斗の拳の名台詞「我が生涯に一片の悔いなし」と、、、いやいや、悔いありまくり〜(;´Д`A 父ちゃん母ちゃんに会いたい、日本のみんなに会いたい、結婚もして子供も見たい、 もっともっと世界中を旅したい。だから、何もないことを祈ります。

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何かあったぁーーー( ;´Д`)!!!

水力発電所

崖を見下ろして人だかりが出来てる。えっっ!まさか…そのまさかだった。車が崖から落っこちたらしい。まぢか!?だから今からロープを使ってみんなで引っ張るらしい。うっそ!どっかに引っかかってんのかな。詳しいことは分からないが、乗客はなしで、ドライバーだけが乗った車らしい。きっとイドロエレクトロニカまで送っていった帰り道だったのだろう。どうかご無事で。てかやっぱり運悪いと落ちるってことだよね。滅多にないことがたまたま起こっているのか…それともよくあることなのか…他の人のブログでは見たことがない…どうかご無事で…

 

謎の白人がパーティーに加わった

イドロエレクトロニカ

うちのドライバーは持っていたコーラを知り合いっぽい人に無言で渡していた。『何かあったら、コーラを渡す』ペルー人の暗黙の了解なのだろうか。

そして、一人の白人が近づいてきて、何やらドライバーに言ってる。乗れという合図とともに、ダンディーな白人のおじさんがパーティーに加わった。なぜここで乗ってくるのだろう。かなり不思議だったが、いろいろあるのだろう。

その白人のおじさんは、僕らのパーティーと自分の家?らしき街まで一緒に同行し、スライム一匹すら倒す事なくお別れした。無事に無賃乗車が終了したわけだ。ここら辺のペルー人のやり取りはすごく興味深いなと思いました。

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ついに到着!イドロエレクトロニカ(水力発電所)

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世間では悪路と呼ばれるこの道もだいぶ慣れた。元々田舎育ちだから、少し標高の高い農道を走っていると思えば楽勝ちんだ!若干寝てたし…

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そーこーしてるうちに、ついに目的地に到着した。ドライバーが車を降りて管理人らしきみたいな人から通行証みたいなものをもらい、車を進めた。うわっ!人多っっ!!!想像してたのと違う。もっと世間から離れた人達が数人だけ集まるような場所かと思ってた。でもきっと、夢とロマンを追い求めてここに辿り着いた人達ばかりなのだろう。

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さあ僕らが主演のスタンド・バイ・ミーを始めよーか♪( ´θ`)ノ

 

まとめ

イドロエレクトロニカ

山道に慣れていない人には、けっこう辛い道のりかもしれません。しかし、田舎の舗装されていない山道を知っている人には、特になんて事のない道に感じます。ただ、日本のそれよりもだいぶ標高が高いですから、怖いのは高山病と車酔いの合併症ですね。ここの部分をしっかり対策し、かつ高所にそこまで恐怖を感じない人であれば、そこまで問題ないかと思います。あとはただ、冒険に出かけているような感覚を楽しんで下さい。皆様が、信頼の出来るドライバーに当たりますように。

 

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