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こんにちは、さだです。僕は、なんでこう…いつもこうなんだろう。安全な道が目の前にあるのに、なぜかどうしてか、危険な香りのする方をわざわざ選びたくなる。でもそれが、男のロマンってもんじゃあないですか…ということで、今回は空港から長距離バス乗り場まで、タクシーを使わずに行ってみようと思い立ちました。
そう思ったのは、実はこんな理由から
- 『空港から出てくる人』=『タクシー使う』みたいに見られてること
- 『安全よりも冒険』『旅行よりも旅』を選んでみた
- タクシーの呼び込みが適当
- ローカルな雰囲気に触れたかった
- 試してドキドキしたい
とまあ、なぜだかタクシーを使いたくなかったわけです。とは言っても、ここは初めて訪れる国。しかも英語が思ってた以上に通じない…僕の英語が下手だから!?いや、いつもならそれは理由に入るだろうが、今回はナンバー(番号)すら理解してくれない。ハローさえ言えない。こういう状況って実は初めて。今まで旅行した国って、なんやかんや英語がけっこう通じたりするので。まさか、ここまでとは。恐るべし南米!だがここで諦めるなんて格好の悪いことは出来ない!男のロマンを冒頭で語っておいて、途中で諦めるなんて…絶対出来ない!
言葉がわからなくたって目的地に着ける!
クルスデルスルという高速バス乗り場のアドレスを書いた紙を見せて、「I wanna go to there」を連呼!途中、どーせ英語通じないんだからと思って、「ここに行きたいんです。ここ!ここ!」と日本語になってた。そーいえば、よく使いそうなスペイン語もメモって来たんだった。ペルーはスペイン語です。こーゆー時は勢いが大事!とにかくスペイン語でも言ってみた。アドレスを強調して。たぶん、僕の伝えたいことは伝わっていたと思います。「あ~ここね」みたいなリアクションをしてた気がする。でも、答えを返してくれても、言ってる言葉が分からない…でもついてきてみたいなジェスチャーをしてる駐車場にいたスタッフ!?のおばちゃん。そしてなんか言いながら指さして。あっちにいけってことか。「ありがとう」と持ってた小銭をあげたけど、逆に失礼だったかな…ペルーはチップ制ではないので、この辺のさじ加減がよく分かりません。
※ちなみにクルスデルスルは、ペルーで有名な高速バス会社。チケットの取り方等は別記事でご紹介しています。
トコトコ歩いていくと、おっローカルバスのバス停発見!近くにいたおじさんにも、魂で話してみて「ここで待ってれば来るよ」って言ってる気がした。あっバス来た!ん?やっぱりこれに乗れって言ってるよな絶対。バスに乗り込むと、「えっマジ??」扉閉めずにそのまま発進。バスに運転手さん1名、他にスタッフが1名乗ってる。スタッフが、顔を扉から出したままバスは進む。日本人が珍しいのか、気さくに皆話しかけてくれる。でも、何言ってるかさっぱり。僕が英語で話しても、向こうも何言ってるのかさっぱり。だから結局日本語で話してた。でも素敵だなって思うのは、言葉が通じないって分かっていても、道を尋ねたら一緒懸命伝えようとしてくれること。話を辞めずに笑顔を見せてくれること。意味がないからと言って、話をやめたりしない。意味がなくても言葉が分からなくても、伝えようって努力してくれる。治安が悪いと聞いていたペルーで、すごく人の温かさを感じました。そして何個かバス停を超えると、ここで降りろサイン。とりあえず降りるしかない。そして別のバスが来るからそいつに乗れみたいな感じ。今思えば何で何となく言ってることが分かったんだろう。今考えても何でかは分からない。勢いや感覚って不思議だ。
そしてバスが来て、おばちゃんに2ソルを払う。そーいやーさっきのバスにお金払ってないけど、タダなのかな…それとももらい忘れなのかな。ん~わからにゃい。このバスで本当に着くのか、めちゃめちゃ不安…でも信じるしかない。幸い時間はまだある。来る前のブログ情報では、タクシーで空港からクルスデルスルのバスターミナルまで、飛ばせば30分くらいとか書いてあった気がしたので。まあ道かなり混んでて、バスだし全然飛ばしてないから1時間くらいはかかるだろうなあと思っていても、それでも時間はまだある。時間っていうのは、高速バスの出発時間です。僕は高速バスの予約を既にしてあるんです。
どこを走っているかも分からない。どこに向かっているのかもわからない。頼るのは、旅行の計画の時に見たクルスデルスルのバスの写真の記憶。見逃すわけにはいかない!僕は目をあちこち動かしていた。いつの間にかもう予約時間まであと5分。まだかよ~…「あっ」とドラマチックにバスのターミナルが見つかるはずもなく、そのまま時間は過ぎていった。
僕は持ってきてたおやつを食べて、精神を落ち着かせた。焦ってないふり。そして運転手さんが何かこっちに向かって言ってる。指された指の先を見ると、見覚えのある光景が!やっと着いた!既に予約時間よりも15分押し。でもここは日本じゃない。当たり前のように予定時間ぴったりに出発なんてことはないかもしれない。淡い期待を抱いて、歩道橋を渡り、反対側の道にあるターミナルに行く。そしてチケット売り場のお姉さんに聞いてみる。幸い英語が通じた。「Can I take the bus ??」バスの予約のチケットを見せながら聞いてみる。答えは「ノー」だった。既に出てるとのこと。「キャンセルできる?」「買いなおして頂くしかありません。」
まとめ
僕はいつもこう。危険だと分かっているのに、体が勝手に危険な方を選びたくなってしまう。予定のバスに乗れていれば、イカにある砂漠で先発隊と合流し、バギーカーでのサンセットドライビングを楽しめたのに…もう1度20ドル以上もかけてチケット買わなくて良かったのに…空港からバスターミナルまでのタクシー代とほぼ同じ。ただタクシーでひょいっと目的地に着いてしまうよりも、プチ冒険を楽しめることはいい。それでもやっぱり、仲間とバギーカーに乗りたかった。
結局終わったことは後悔しても仕方ないけれど、今思えば断然タクシーを使った方が良かったと思います。ケースバイケースなんですけどね。ちょっと整理してみます。
タクシーを使った方が良い人
- 初めてリマ(ペルー)に来て土地勘がない人
- 次の予定時間が決まっている人
- スペイン語が分からない人
タクシーを使わなくても良い人
- 上記に当てはまらない人
僕はちなみにタクシーを使った方が良い人全てに当てはまります 笑 リマ空港近辺の道路はすごく渋滞しています。時間帯にもよるのでしょうが、クルスデルソルのバスターミナルまで、僕はローカルバスで1回乗り継ぎ100分くらいかかりました。先発隊の友達はタクシーを使って45分くらいで20ドル。まとめると、、、
リマ空港→クルスデルスルのターミナル
- ローカルバス→100分、2ソル、1回乗り継ぎ
- タクシー→45分、20ドル、直通
という感じです。この辺の移動は十分に時間に余裕を持って動くことをおすすめします。ほんとまさか僕もバスに乗り遅れるとは思わなかった。空港で写真撮ったり、ローカルバス停までの道を聞いたり、タクシーの値段の交渉したり、道路が渋滞してたり、意外と時間は当初思っているよりも余計にかかるものです。皆さんも乗り遅れには気を付けてくださいね。次回はクルスデルスルのターミナルについて書いていきたいと思います。