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こんにちは、さだです。まだまだ南米旅行準備編で書き足りない気持ちを抑えつつ、そろそろ本編に入っていかないとなあなんて思ったので、話を先に進めていきます。不完全燃焼な部分は、また後ほど記事にしていきたいと思います。
さあ、いよいよペルーのリマに向けて出発です。僕らの出発地点はワーホリ滞在中のトロントです。なので、ピアソン国際空港(通称YYZ)から最初の飛行機に乗ります。今僕は一人で、ピアソン国際空港にいます。なぜ一人かって???それは、とある理由があるんです。聞く人によっては、とってもクレイジーな理由です。その件に関しては、僕の海外旅行のどこかの記事の中に答えが書いてあります(タイトルを分かりやすくしているので、時間がある時に探してみてください)⇒あちら系日本人の海外旅日記
ピアソン国際空港に思いを馳せて
初めての南米、ずっと行きたかったマチュピチュ遺跡とウユニ塩湖。ようやく行ける!でも、この旅行が終わったら、1年過ごしたトロントにバイバイしなきゃならない。そう考えると、少し寂しくなった。でも、この旅行中はむしろ、だからこそ最後にめい一杯楽しもうと思えた。
慣れ親しんだピアソン国際空港。いろんな想いが蘇る。人生で初めて長期で海外滞在する為に、トロントにやって来た日の事。イエローナイフに旅行に行った時の事。キューバに旅行に行った時の事。海外旅行に関しての記事まとめはこちら⇒あちら系日本人の海外旅日記
一体どれだけ先に日本に帰った友をこの場所で見送っただろう…この場所には慣れていた。だから僕は、、、気が抜けていた。
ハプニング発生まで2つ前
僕はまだ、友達の家の近くにいた。その理由は、カナダドルを米ドルに換金するため。なぜ米ドル?って気になった方は、南米に行く前のお金の換金について、ベターな方法を別の記事で書いていこうと思っています。(タイトルを分かりやすくしているので、時間がある時に探してみてください)⇒あちら系日本人の海外旅日記
実はこの時もう僕は家を引き払っていて、友達の家に居候になっていました。その友達の家のすぐ近くに換金所があって、居候させてもらってる友達と一緒に、その換金所に来ていた。お互いに換金を終え、もしかしたらこれが最後になるかもしれないから、人目をはばからずハグをした。この友達は南米に一緒に行く友達。なんで?一緒に旅行に行くのに最後?これに関しては、南米記事を読み進めていって頂ければ、納得して頂けると思います 笑 ハグをした後、意外と時間がないことに気付いて、地下鉄に飛び乗りました。
ハプニング発生まで1つ前
空港に着き、チェックインを済ませ、トイレを済ませ、若干物想いにふけって、、、いや~けっこうギリギリだなあ。急がなきゃ!
ハプニング発生
おーっと危ない危ない、僕の旅行史上最高にギリギリ。出国ゲートは、、、よしっまだ空いてる。WiFiが使えなくなるから、今のうちに友達の居場所を確認しておかなきゃ。それと、リマ空港に着いてからの行動予定も…審査まで前に4人。よしもうすぐ。ん?何かこっちに向かって、何か言ってる審査官がいる。You can’t use cell phone here!!!You should waiting 10 minutes at over there!!!!は~あ、何それ?ダメだっけスマホって。向こうで10分待てって。周りを見渡すと、あっ!ケータイ駄目のマークがある。「でもさー10分待てって意味あるの?知らなかったんだから仕方ないじゃん(逆ギレ)」なんて言えるはずもなく、大人しく出国ゲート入口付近まで戻った。最後列ならまだしも10分待てって…
僕のすぐ後ろにいた中国系カナディアンの若者も一緒に戻された。彼もスマホをかまってた。「なんでか分からないよね」って納得していない様子だったけど、ここは待つしかない。変に逆らいでもしたら出国できないかもしれない恐れがある。うわおー時間まじない。少しだけ気が和らいだのは、待てと言われた場所の近くで人の誘導をしていたお兄さんに、ここで待ってる理由を話したらそれはひどいね。「意味が分からないね」って言ってた。でも、フレッシュなオーラから察するに新人君。先輩の判断に文句は言えないだろう。待つしかなかった…
出国できるか出来ないかも審査官がほぼ全権を握ってる。嫌な印象つけちゃったなあ。実際の審査官があいつだったら嫌だなあ。10分くらい経って、僕とカナディアンの彼は、そそくさとまた列に並んだ。この時フライト時間まで残り40分くらいだった気がする。最悪の展開も考えた。チケット買い直し…到着遅れでプラン変更。あ~なんで俺は、物想いにふけってしまったのだろう…あの時間がなかったら、まだ余裕が少しあったのに。と後悔しても仕方ない。
僕の番まであと前に1人。前の人が、あいつに呼ばれた。良かった~僕は別の審査官…おーなんかトラブってんのかぁ。なんか説明してる。早くしないと、あいつに呼ばれちゃう。その時、「Next!」ほんと機械音にしか聞こえない、審査官たちの血の通っていない声。僕は、あいつ以外の審査官に名前を呼ばれた。機械音の声の持ち主は、神様に見えた。
何回来ても、この時の会話は緊張する。審査官の人を威嚇するようなあの雰囲気が嫌だ。まあでも、とりあえずスルー!やばい、時間がない。あと20分切った。怪我しそうなので全力では走れない怖さがある歳…でもなるべく走った。こーいう時は疲れても走れるもんです。途中どんなに急いでいても譲れない、歯磨きと時計とシャンプー&コンディショナーが欲しくてコンビニエンスストアへ。「時計は婦人用のしかないよ」「時間さえ分かればオッケー」コンビニ店員のおばちゃんは必死の形相の僕の顔を見て、時間がないと察してくれた。
結末は、、、
ん?まだあんなに並んでる。結果的には意外と余裕でした。搭乗が少し遅れてた。まあ走らなきゃ厳しかったかもだけど。なんとかまだ南米旅行は続いていきそうです。でもこの空港事件がこれからの僕らの旅を暗示しているとは、この時僕は気づいていなかった…さあ、ハプニングに満ち溢れたペルー&ボリビア旅行全記録をあなたに送ります。